製鉄設備の世界大手3社が、日本市場で電気炉設備の販売競争にしのぎを削っている。2050年のカーボンニュートラル達成を目指す国内高炉メーカーが電炉導入に向けて動き出しており、国内の電気炉需要は拡大基調にある。電気炉の一種で直接還元鉄(DRI)の溶解に適する「電気溶融炉」も含め、3社間の競争が激しくなりそうだ。