3月の東海地区市場は高炉、電炉、特殊鋼各メーカーが相次いで値上げを発表したことにより一部品種で先高観が台頭、売り腰を引き締める動きも出てきた。ただ全体の荷動きは依然低調で、仮需の動きも限定的。今後の実需動向も不透明で、扱い筋は慎重な価格転嫁を強いられそうだ。鉄スクラップは現行値圏での展開が続く見通し。