日本製鉄が24日に公表した店売り向けH形鋼の5千円値上げに対し、関東や関西の形鋼流通関係者はおおむね冷静に受け止めたようだ。「弱含みが続く市況の上昇材料」と歓迎する声があった半面、「メーカーの足並みがそろわず、価格浸透に時間を要する」といった懸念も聞かれた。 関東地区のある特約店幹部は「日鉄が鋼管や厚板を次々と値上げする中、H形鋼が追随する...