2023年の関西地区における薄中板市場は、在庫調整・販価維持の1年だった。荷動き・引き合いともに精彩を欠いたため需給が緩く、コイルセンター(CC)販価はジリ安基調で推移した。ただ、地区の市況は11月ごろから底値感が台頭しており、今年は昨年と異なる雰囲気にもなりそうだ。昨年の回顧と今年を展望する。        (綾部 翔悟)