昨年の北海道地区はコロナ禍以前の経済活動が随所で復活し、回復基調が顕在化した。しかし、資材や諸コストの高騰、慢性的な人手不足の影響を受けて建設予定案件の遅延や中止、計画見直しが相次ぎ、中小建築の低迷は店売りの鋼材販売量低迷に大きく影響した。札幌冬季五輪の招致断念や2030年の北海道新幹線全面開業もずれ込みが予想される中、23年度の道内普通鋼鋼...