2022年度の工具鋼の熱間圧延鋼材生産は前年度比19・8%減の18万3千トン。 形状別の構成は、鋼板・鋼帯と棒鋼・線材がほぼ半々で、品種構成は合金工具鋼が50%、炭素工具鋼が42%を占めた。 自動車、機械などの部品や金型材、治工具などに使用され、数量規模は小さいが、特殊鋼の中でも高付加価値品種と見なされている。 22年度の減少幅は2割近く、...