SUS304種などニッケル系ステンレス冷延薄板の市中在庫調整が進展している。流通の発注抑制、国内メーカーの減産対応で市中在庫は年初から漸減傾向となり、コイルセンター(CC)在庫は10月末まで10カ月連続で減少した。輸入材の高位継続の影響で、国内メーカーの減産対応の割に在庫削減ペースは鈍かったが、10月末の在庫量は調整局面以前の水準まで低下した...