合金成分と熱処理条件の最適化で、高炭素鋼の弱点とされていた「硬い一方で脆くなる」というトレードオフを克服し、高硬度と高靭性を両立した高炭素鋼が「TOUGHFIT」だ。 自動車や建産機の耐摩耗部品や動力伝達部品の素材として用いることで、硬化熱処理の簡素化や部品の小型軽量化を通じたCO2排出量の削減に貢献する。 「TOUGHFIT」は焼入れ焼戻...