鉄スクラップは海外筋向けの国産スクラップの需要不振が長引いており、ここにきて市況が下振れする可能性が高まってきた。これまでも韓国、ベトナム筋の調達意欲は減退していたが、円安により輸出価格が保たれていた上に、発生薄を背景に東京製鉄が海外に対抗した買値を提示していたこともあり、先月は市況に大きな変化はなかった。 しかし、商社筋によると韓国向け輸...