特殊鋼専業5社の23年3月期連結決算が出そろい、全社が経常黒字(愛知製鋼は税引前利益)を確保し、5社が増収、三菱製鋼以外の4社が増益となった。自動車生産の低調継続などで鋼材売上数量が減少し、原燃料・エネルギーコストが大幅に上昇したが、原料サーチャージ制適用を含めて外部コスト上昇の反映による販売価格上昇、マージン改善が進んだ。大同特殊鋼、山陽...