かつて尾張国(愛知県)の中心は清須(清州)だった。名古屋城の築城に伴い、碁盤割の町を作って1610~15年頃に清須の町ごと名古屋に移転させたのが徳川家康。世にいう「清州越し」だ。当時、武士や鍛冶職人、社寺、町人、商家など約6万人が移動したという▼大型連休中に「物は試し」と思い、清須城から名古屋城までを〝清州越し風〟に歩いてみた。旧美濃路街道...