東京製鉄の4代目の社長に内定した奈良暢明取締役常務執行役員は、本社で経理や総務といった管理部門の経験が長い。文学部出身ながら昔から数学が得意だったという奈良氏は「誰よりも数字に強い」ことが社内で定評。特に経理業務は自ら楽しんで取り組んでいたとされ、周囲からは「何も見ずに資料の数字などがスラスラ出てくる。記憶力の良さに驚かされた」との声が聞か...