製鋼副原料の中で最も多く使われるマンガンの国際価格に底入れの兆しが出てきた。マンガン系合金鉄や金属マンガンは年明け以降、鉄鋼向け需要の伸び悩みなどを背景に右肩下がりで推移してきたが、ここにきて生産地でのコスト増などが価格を下支えし始めた。本格的な価格回復となるかは流動的だが、市場では「底割れの可能性は低い」との見方が強まっている。