88年余りにわたり製鋼分野の産学連携で旗振り役を担ってきた日本学術振興会の「製鋼第19委員会」が今年度で解散する。学振を離れるが、ほぼ同一メンバーで一般社団法人として再出発する。 製鋼第19委員会は1934年(昭和9)10月に発足し、近年は精錬や凝固反応、計測制御に関する研究領域で産学連携活動を推進してきた。大学や鉄鋼メーカーの研究者らが所...