――まずは取り巻く事業環境について。 「日本は世界の中で相対的に良い環境になっている。製造業中心に、コロナ禍からの緩やかな回復が継続している。サプライチェーンの混乱が起きて生産が減少した自動車分野も、7~9月期、10~12月期と前年同期比増加となり、回復の兆しが見られる」――来期(23年度)について。 「23年度の国内の鋼材内需は総じて底堅く...