日本製鉄は、カナダの原料炭権益取得に約1100億円を投じる。脱炭素化の流れが強まる中で、石炭事業への風当たりは年々強まっている。海外の資源業界では、石炭事業を縮小する動きも目立つ。こうした中で日鉄が1千億円強の投資に踏み切るのは、鉄鋼業がカーボンニュートラル(CN)を目指す際、当面は高炉プロセスで使う原料炭のニーズはなくならないと考えたから...