中国の唐の2代皇帝太宗は名君として知られ、彼の治世は平和でよく治まった時代だったことから「貞観の治」と言われる。太宗が魏徴や房玄齢ら重臣との政治問答を編さんしたのが、帝王学のバイブルとして名高い「貞観政要」だ▼源頼朝や徳川家康など日本の後世の覇者らも愛読したという。創業(事業を成し遂げること)と守成(体制を維持し続けること)の難しさの違い、...