建設需要は堅調と巷ではよく言われる。国土交通省の建築着工統計から試算する換算鉄骨量をみると、2022年1月から10月まで前年同期比微減とほぼ同水準で推移しており、統計上でも堅調さを裏付ける形となっている▼しかし規模別では、大型案件と中小案件の二極化が進んでおり、需要の中心は大型案件が中心だ。都市の再開発案件などの大型プロジェクトは鋼材価格の...