ステンレス薄板流通・加工業において、諸資材・物流・エネルギーなどコスト高騰の一部を価格に反映する動きが広がり、10月以降のニッケル系薄板市況の高値維持の下支え要因になっている。2021年度下期以降は主に受託加工分で採算悪化への危機感が募り、ほぼ10年ぶりの加工賃改定につながってきたが、自販分については諸コスト高の価格反映は遅れていた。夏場を過...