2022年(暦年)の日本の鉄鋼輸出は数量が21年ぶりの低水準となる一方、円換算では14年ぶりの過去最高を更新する可能性が高まっている。5月を境に海外の鋼材市況は軟化し成約数量も失速したが、円安の進行に加え、ドル単価が相対的に高い品種や市場に輸出品がシフトしていることも円価の増大につながっている。