化学プラントなどに使われるチタン展伸材の出荷量は、下期にかけて回復基調が続きそうだ。新型コロナ禍から需要が持ち直しているところに、ウクライナ危機に伴う代替需要が加わるためで、2022年度の出荷量は1万3千トン程度と前年度実績を約7%上回り、2年連続でプラスとなる可能性が高い。 日本製鉄や神戸製鋼所など国内のチタン展伸材各社が主力とするのは、...