――鉄鋼事業を取り巻く環境をどうみていますか。 「今年度の上期から下期にかけて鉄鋼需要は回復していくとみている。国内の自動車生産台数は、下期に向けて、部品供給制約の解消がもう一段進み、前年度の755万台を上回る見通しだ。海外の自動車生産も欧州を除けば、アジアを中心に回復傾向にあり、日本でのKD(ノックダウン)生産も堅調である。また、造船分野は...