海外の熱延コイル市況がトン当たり600ドル近辺で底ばい圏の推移をみせる中、各国で減産が拡大している。中国では河北省と山西省で50基近くの高炉が休風に入り、韓国やベトナムなどでも設備改修や休止で需給調整を図る動きが出てきた。採算面から鉄鋼メーカーの生産継続が困難になっている状況が表れている。