米国でアルミ板工場の新設・再稼働が相次いでいる。自動車軽量化に向けたアルミパネル材への投資は一巡したものの、脱プラスチックの追い風を受けた飲料缶材が新たなけん引役に台頭。さらにトランプ政権時代に築いた関税の壁も効果を発揮し、現地生産のメリットを追求する動きが顕現化している。 今年5月、米国で二つのアルミ板工場の建設計画が明らかになった。一つ...