鉄スクラップ市況の下押し基調が続きそうだ。ウクライナ情勢の影響で高値圏で推移してきた国際市況の風向きが一変し、海外ユーザーの調達意欲は減退したまま、いまだ回復の兆しが見えてこない。一方で国内では、自動車メーカーなどの生産活動がさえず製造業からのスクラップ発生が抑制され、電炉メーカーの生産も総じて堅調に推移している。しかし、輸出の停滞感と先安観...