関東地区の形鋼市況が帳破に入った21日から3千~4千円上伸した。主要メーカーが3カ月連続で建値を引き上げたため、商社や特約店など流通業者が追加値上げに動き、新値が需要家層に浸透した。肝心の実需は中小建築物の出件が精彩を欠いたままで、流通各社は小口主体の商いに終始する。 足元の東京地区市場価格(ベースサイズ・置き場渡し)は、H形鋼が11万8千...