東京地区の溶接鋼管類は、今年に入ってからしばらく昨年までのメーカーによる大幅値上げを転嫁した価格水準を維持してきた。しかし3月以降、原材料や副資材関連の高騰を背景に高炉、専業両メーカーが追加値上げ実施を表明。主要需要分野で低調な荷動きが続く中での値上げという、流通にとっては難しい局面となる。 高炉品ガス管については日本製鉄が4月受付分からト...