鉄線や針金、釘といった普通線材製品業界でも、加工賃を引き上げる動きが広がっている。棒線二次加工では磨棒鋼や冷間圧造用(CH)鋼線といった特殊鋼でも同様の動きが先行。エネルギー代や副資材、運賃などさまざまなコスト増が収益を圧迫しており、線材加工メーカーは素材高と合わせてトン5千円程度の加工賃を付加した製品値上げを進めている。