今年6月にドイツで開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、産業部門の脱炭素化が議題にのぼる見通しだ。議長国のドイツが提唱しており、まずは二酸化炭素(CO2)排出量の多い鉄鋼とセメントを事例に、グリーン・スチールなどの定義づけを議論する案が浮上している。ただ、鉄鋼業のカーボンニュートラル(CN)化には、革新技術の開発・導入といった移行プロ...