超電導ブームで金属材料に興味を持ち、大学で金属工学を専攻するうち「鋼に将来性を感じるようになった」。「特殊鋼棒線基地としての進化の歴史を見てきた」室蘭が最も長く、仏留学や小倉、八幡も経験。現場一筋で製鋼や生産技術畑を歩んだ。 サプライチェーン上で熱処理が多く関わる棒線の世界では、高強度化や長寿命化と並び「省CO2が新たな価値観に加わった」。...