製造業の集積地・東海地区でも、現場の若手人材を中心に流動化傾向が強まってきた。特に年度末でもある3月末は離職者が目立つ。米国では「グレート・レジグネーション」(大量離職)という現象も進み、賃金の上昇が著しいが、日本の製造現場でそうした傾向が強まると、ただでさえ人手が不足する状況に拍車がかかる。年間休暇の増加などで待遇改善を図る企業も増えてい...