鉄スクラップ急騰を背景に電炉各社が販価を5千円引き上げたことで、市場価格が10万円に達した異形棒鋼。供給主導で上値を試す展開に、ロシア軍のウクライナ侵攻による国際情勢の悪化が混乱に拍車をかけている。ある商社幹部は「先行きが見えない局面に来て、一部の流通もゼネコンも混乱している」と指摘。実際に10万円台半ばでも購入を急ぐ需要家もいる半面、工事...