今年の建築需要は10月以降、大型物件の着工が相次いでおり、久しぶりに活気が戻りそうだ。ただ足元の荷動きについては動意に乏しく、夏場ごろまでの需要観は良くない。一方で、原料の鉄スクラップ市況は海外価格の上昇を背景に昨年末からの軟化傾向に終止符を打ち、反発に向かっている。需要の後押しは当面期待できないものの、H形鋼や異形棒鋼を扱う流通は原料の反...