今21年度の国内造船向け厚板需要は当初見通しよりも上振れとなったが、300万トン割れとなる見込みだ。あと数カ月を残しているが、通期で260万~270万トンレベルに減少するとみられる。とは言え、年初に予想されていたレベルを上回る水準となっており、厚板需給がタイト化する主因となっている。 現在は、コロナ禍からの活動水準回復を受け、世界の貿易量が...