鉄スクラップ市況は昨年10月に5万円台後半と、2008年以来13年ぶりとなる高値をつけた。コロナ禍で海外需要が低迷する中、国内需要の改善で需給がタイト化。〝国内高・輸出安〟という異例の相場環境が続いた。また、新断やHSなど上級スクラップをめぐっては中国の輸入再開に加え、日本の高炉メーカーも調達を積極化。上級品とH2の値差は一時1万円超に広がっ...