群馬県から栃木県にまたがる両毛地区の条鋼建材はもち合い商状で推移する。2021年は原料高騰を主因とするメーカー値上げが続き、市場価格も追随する形で上伸基調をたどった。だが鉄スクラップが11月から弱含みに転じたことで、先行手配を進めていた需要家の調達意欲が減退。在庫の品薄感も弱まり、流通段階での価格転嫁の動きが鈍化した。年明けの商いも盛り上が...