大阪チタニウムテクノロジーズと高炉メーカーが進めていたスポンジチタンの2021年度の国内価格交渉がおおむね引き上げる方向で決着した。関係者によると、上げ幅は前年度比で10%弱。原料のチタン鉱石の値上がりが最大の理由だ。同業大手の東邦チタニウムも9月に先行して値上げ決着しており、需要家の鉄鋼各社にとってはコスト負担が増すことになる。