自動車用のボルトやナットなどの部品材料となる冷間圧造用(CH)鋼線、磨棒鋼といった特殊鋼棒線製品では、自動車メーカーが提示する支給(集購)材価格と市場から調達する自給材価格で著しい価格差が生じており、CH鋼線メーカー、磨棒鋼メーカーといった棒線二次加工業界は厳しい立場に置かれている。自給材が適正な価格で取引されなければ、安定的な収益も確保でき...