中国の鋼材市況が不安定化している。中国鋼鉄工業協会(CISA)などによると、10月末時点で熱延コイルはトン当たり5500元(増値税込み、約860ドル)となり、4カ月半ぶりの安値を付けた。 政府による鋼材輸出の抑制策で、海外市場との相関性が低下し、中国市況は世界の中でも独歩安が続いている。 線材や異形棒鋼といった条鋼類も1カ月で500元ほど値...