――今年度上期の実績から。 「平均月産量は前年度比1割減の2万トン強となった。市場が縮小し、さらに鉄スクラップ価格が高騰する中、ビレットや製品の輸出にトライし、減産幅を抑制した。また販売価格の改善にも取り組んできた。ただ、在庫評価益により、なんとか黒字は達成したが、実力では赤字だった」――総括すると。 「原料・製品ともに極めて厳しいマーケット...