輸入鋼材に対するセーフガード(緊急輸入制限措置=SG)の発動見送りが相次いでいる。世界的な鋼材市況の高騰が続く中、輸入鋼材に対する通商措置に各国政府とも後ろ向きで、特にWTOルール上、発動のハードルが高いSGには慎重な姿勢が強まっている格好だ。 日本鉄鋼連盟によると、フィリピンでは貿易産業省(DTI)が先月24日に溶融亜鉛めっき鋼板とカラー...