経済産業省の10~12月期の鋼材需要見通しを織り込んだ2021暦年(1~12月)の粗鋼生産量は9610万トンとなり、20年比で16%増加する見通しだ。暦年ベースでは2年ぶりのプラスとなるが、3年連続で1億トンを下回る。 暦年ベースの粗鋼生産は16~18年まで3年間、1億400万トン台で推移。その後は米中貿易摩擦による輸出減、新型コロナの影響...