――まずは主たる需要分野である造船向けの動向について。 「世界の貿易量が大きく伸び、コンテナ輸送量が大幅に増えている。それに伴い傭船料が上昇して過去3年で最高値となっていることなどを背景に、新造船の発注が増えている。中韓の造船メーカーの手持ち工事量は増加し、鋼材使用量が回復してきている。加えてカーボンニュートラルへの対応から、エネルギー対策船...