中部地区の厚板切板市況が本格的な値上がり局面に入ってきた。母材の品不足が深刻化して仕入れ値も急激に値上がりし、厚板シャー業者が順次下値を切り上げ販価改定が進んできた。足元では店売り取引(一般材、直線切り・置場渡し、板厚9~25ミリ)での中心値がトン14万円台に乗った。鋼種によっては16万円台も見られる。母材の先高観と品不足はさらに続いており...