財務省や日本鉄鋼連盟の貿易統計をもとに2020年(暦年ベース)の品種別鉄鋼輸出入状況をまとめたところ、世界的な新型コロナウイルスのパンデミックによって多くの品種で減少した。前年比で増加したのは銑鉄や半製品といった上工程での余剰品や、鋼材では熱延コイル、缶用鋼板、鋼矢板、形鋼に限られた。熱延コイルの向け先では韓国向けに次いでベトナムが初めて2位...