上級品種と汎用品種との値差が拡大したままだろう。高炉メーカーは環境対策の一環で、新断を中心に調達を積極化。「今月、数万トンの購入を計画しているようだ」(商社筋)。海外筋も、高炉と同様に上級品種に需要をシフトさせていることもあり、当該品種はジリ高傾向にある。トヨタ減産計画で、発生減は必至だ。加工由来のスクラップは当面、需給タイト感が解消される...