化学向けの鋼製容器の出荷が好調に推移している。今年度上期(4~9月)は底堅い市場環境を背景に、新型コロナの影響に伴う大幅な落ち込みからの反動増も重なり、前年同月比で2桁の伸びが相次ぐ。今後も一定の回復基調が見込まれる一方、需給がタイトな鋼材の安定的な調達や仕入れ値に応じた新たな製品価格の形成が課題になってくる。 化学向けはドラム缶で最も全体...