財務省の貿易統計や日本鉄鋼連盟の発表を基に6月の品種別鉄鋼輸出入状況をまとめたところ、熱延コイル輸出は前年の低水準の反動で14カ月ぶりに増加へ転じたが、高炉大手の輸出余力が限られ「コロナ前」の通常ペースだった月間90万~100万トンには至っていない。半製品では鋼材不足が深刻なブラジルへ5万トンのスラブが輸出され、日本製鉄が持分法適用会社のウジ...