財務省の貿易統計や日本鉄鋼連盟の発表をもとに5月の品種別鉄鋼輸出入状況をまとめたところ、熱延コイル輸出は総量ではほぼ前年並みだったが、向け先ではアジア圏以上に価格が高騰している欧州や中南米といった遠隔地向けの増大が一段と鮮明になった。ブラジルを本拠とするCSN系薄板リローラーのルソシデールがあるポルトガルへは4万4千トンと高水準が続く一方、ベ...