――この一年を振り返って。 「鉄鋼業界の脱炭素化・カーボンニュートラルなどの流れが急激で、我々の事業環境が大きな転換期を迎えたと感じる。電炉メーカーの操業体制にも変化が見られる。電気料金体系の変更を背景に、深夜・土日操業から平日日中操業にシフトする動きも出てきた。環境に配慮した粗鋼が拡大すれば鉄スクラップの価値が上昇するだけに、今後見込まれる...